成年後見は相続争いの前哨戦!①

最近、「成年後見は相続争いの前哨戦である」と感じることがよくあります。

 

どういうことでしょうか?

 

相続争いは、親が亡くなったあとに、親の残した財産をめぐって相続人間で起こる争いです。

 

この相続争いが、まだ親が生きている間に顕在化することがあります。 

 

具体例を見てみましょう。
 

A男(80歳)には、B男とC男という2人の息子がいます。

 

 A男は軽い認知症で、B男が自宅に引き取って介護し、A男の預金を管理していました。

C男は離れたところに住んでいるので、あまりA男に会いに来ません。

 

そんなあるとき、B男がB男宅を建て替えました。

 

C男は、「B男はあまりお金がないのに。お父さんのお金を使ったんじゃないの?」と疑念を抱きました。

そこで、B男にA男の預金通帳を自分に見せてくれるように頼みました。

 

B男はおもしろくありません。

「お父さんの面倒を見ないで、お父さんのお金のことばかり言って

B男はC男の依頼を無視しました。

 

すると、怒ったC男は「B男はやっぱりお父さんのお金を使い込んでいるんだ!」と思いこみ、B男に相談なくいきなりA男の成年後見開始の申し立てをしました。

 

そして、自分がA男の成年後見人になってA男の財産を管理しようとしました。

 

驚いたのはB男です。

「今まで、お父さんの面倒を見てきたのは自分なのに

C男こそお父さんの財産を独り占めしようとしているんじゃないか?」

B男はC男に対する不信感でいっぱいになりました。

 

こうして、お父さんがまだ生きているのに、2人の間にはお父さんの財産をめぐって争いが起こってしまいました。

 

 この後2人はいったいどうなってしまうのでしょうか?(続く) 

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