成年後見 大阪の弁護士による着服事件

またしても、成年後見人による着服事件です。

 

大阪の弁護士が、後見をしている女性の不動産売却代金1326万円を自分の

口座に振り込ませて、他の事件の支払いに充てたとのことです。

http://www.asahi.com/national/update/1218/OSK201212170184.html

 

まず、「自分の口座」に振り込ませたというのですが

弁護士は「預かり口」というお客様の預かり口座を持っていますので

おそらくそこに振り込ませたのかな?

と思います。

 

「他の事件の支払いに充てた」というのは

他の事件の依頼者が裁判に負けるなどして相手方に支払わなければならないときに、

いったん依頼者が弁護士の「預かり口座」にいれて、そこから相手方に支払うということを

したりします。

その口座の金額が足りなかったので(この時点ですでにおかしいと思いますが)、

被後見人のお金を振り込ませて流用したのかと思います。

 

この事件が起こったのは、弁護士の「預かり口座」の管理がいいかげんだったのと、

「他人のお金を預かっている」という感覚がマヒしてしまっていたのがその原因だと思います。

もしかしたら、預かり金の「流用」が常態化してたのかな…などと思ってしまいます。

 

成年後見業務をやっている弁護士から

被後見人のお金を自分の預かり口座に入れて管理している

と聞いたことがあります。

 

たしかに、被後見人が亡くなったときなどは、被後見人名義の口座は凍結されてしまうので

自分の預かり口座に入れている方が、柔軟に対応することができると思います。

 

でも、後見業務の基本は被後見人の財産を自分の(または他の顧客の)財産とは区別して管理するところにあります。

 

ですから、私は、被後見人が従来から持っていた口座について成年後見の届け出をして、そのままその口座で被後見人の財産を管理をするのが一番いいと思います。

 

(東京ジェイ法律事務所 司法書士 野村真美)

 

 

 

 

 

 

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