後見監督人(弁護士)による使い込み

西日本新聞のニュースより

 

「福岡県弁護士会は25日、元九州弁護士会連合会理事長の島内正人弁護士(66)=北九州市=が、成年後見監督人の立場を利用し、後見を受けていた県内の女性の財産約4400万円をだまし取り、使い込んだと発表した。弁護士会は同日、懲戒処分に向け調査を開始。刑事告発も検討する。」

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/330906

 

またしても、専門職による使い込み事件が発覚しました。

しかも、今度は大物弁護士による使い込みです。

 

さらに、今回特殊なのは、後見人ではなくて後見監督人による使い込みであるということ。

後見監督人が後見人をだまして本人の財産を自分の口座に振り込ませたということです。

 

後見人を監督すべき立場にある監督人が、後見人をだますなんて

もう裁判所もお手上げですよね…。

 

こういう事件が起こるたびにいつも思います。

「どうしてバレることがわかっていながらやるんだろう?」

 

後見人は本人の財産状況を定期的(1~2年に1回)に裁判所に報告します。

その際に必ず通帳のコピーをつけます。

4400万円もの額の変動があれば、必ず何に使ったのか裁判所に説明する必要があります。

 

ぜったいバレます。

バレたら、刑事事件になるし、懲戒処分も受けるのもわかっていて

どうしてこんなことをしたのでしょうか?

 

上記ニュースによると、当該弁護士は

「事務所経費や生活費に使ってしまった。理事長時代の業務が忙しく、仕事ができずに収入が減ったことから、お金に困っていた。申し訳ない」などと説明。

 

なんともやりきれない事件です。

こういった1人の行動が成年後見制度への信頼を大きく損なうのが本当に残念です。

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